ほんのよこみち なブログ

不登校とひきこもり→就労準備中の子を持つシングルマザーが、このくにで生きることを考えながら、本と好きなことを語ります。

双子のライオン堂さんで開催された【連続する読書会・ガルシア=マルケス第一回『予告された殺人の記録』】に参加して考えた、小説の読み方。

ほんのよこみちです。

赤坂の双子のライオン堂さんで開催された【連続する読書会・ガルシア=マルケス第一回『予告された殺人の記録』】に参加してきました(長ぇよ~💧)

 

 

予告された殺人の記録 (新潮文庫)

予告された殺人の記録 (新潮文庫)

 

 

私の初読時の感想はこちらです⤵

 

www.honno-yokomichi.com

 

他の方の小説の読み方を聞くのって、面白い。

読書会って、私はほとんど参加したことがないんですけどね。

(大昔、同人誌サークルなんてものがあった頃、『銀河英雄伝説』ファンで交換ノートを回していたことがあったなあ……郵送で(;^ω^) まだ、ネット接続が1分100円とかの時代でしたけど(^▽^;))

 

小説の読み方って、実は十人十色なんじゃないかと思うほど、人によって感じ方、受け止め方が違うので、他の方のご感想を聞くことは、ホント学習になるなあと思いました。

私は大学でも文学へは行かずに、歴史の方に行ってしまったので、どうしてもそっちからの視点になってしまう……というのも、痛感しました。

あと、子育てしている母親の視点、ですね。

だから、小説を作品として丸ごと受け止めるという姿勢を、文学を学んできた方はやってらっしゃるんだなあ……と、いえ、そこからなんですよ。

 

でも、考えてみれば結構オトクな気がしません?

大学で学んできた人たちから、僅かな参加料で、ポイントを聞き出すことができるって。

すっごくえげつない話ですが、大学の授業料高いし、4年間のうち専門課程は普通2年きりだし(私の卒業大学は2年から専門課程だったけど)、そのうち本当に学びたい授業って数えるほどだったし、結局は基本が独学だし。

人生半ば過ぎて、目的をもって大学入り直すのはアリだけど、漫然と、面白そうだからやってみたいな程度のノリだったら、読書会ってオトクだなと思いました。

ま、本当にオトクにするには、自分も事前の準備を念入りにして、話したいことをきちんとまとめておかないと、後から「あれもきけばよかった」って思うんですけどね、私のように( ̄▽ ̄;)

 

やっぱり外国文学は、原書で読むのにはかなわない。(ネタバレあります)

私は英語もスペイン語も読めませんので、翻訳家の方が翻訳して下さったものを、読ませていただくことになります。

この『予告された殺人の記録』を翻訳して下さった野谷文昭さんの訳文も、とても読みやすく、この小説を面白く読むことに貢献して下さっていると思います。

そんな中で、野谷氏が訳文にふっているスペイン語のルビが、この小説の肝だったと今回の読書会で知り、その瞬間、全身鳥肌が立ったんですよね。

スペイン語のわかる方が参加されていて、その方に教えていただいたんですけど。

ヒロインのアンヘラちゃんが答えた「相手」に「アウトール」とルビがふってあれば、単にスペイン語でそういうのかな……くらいに思ってスルーしてたんですけどねえ。

野谷氏がわざとそこだけルビをふった、という事実を、もっと深く考えるべきでした。

まさか「アウトール」に「犯人」「作者」という意味があったとは。

これ、日本語だけで読んでいたら、永遠に謎が解けなかったという、そういうオチなんですね。

外国語のわかる人と、もっと仲良くしなくっちゃ。

(この時点で、自分で学ぼうという気がない……💧 いえ、私は残りの人生を漢文に費やそうって、このときライオン堂さんで思ったので。『史記』を読まずに死ねるか。本命は『元史』と『元朝秘史』と『元典章』と『集史』だけど。あ、『集史』はペルシア語だ)

 日本人で日本に住んでいるから日本語だけでいい、なんてのは、ホント阿呆な考え方だったとつくづく思いました。

いつまで精神的に鎖国してんだろうなあ。

明治から150年もたってるのに、文明開化の意識が遅れてますね。反省。

 

南米の歴史をもっと知ろう。

ガルシア=マルケスの作品を読むたびに、南米の歴史の知らなさ加減に驚愕の日々なんですが、今回、またしても自分の無知加減を突き付けられました。

ナチスの残党って、南米に逃げてたんですか?

これも参加されてた方に教えていただいたんですけど、衝撃でよたよたしながら自宅に帰り着き、息子に訊いたら「ああそうだよ」って平然と返って来て、さらにパンチをくらった気分。

不登校&高校中退で勉強嫌いな子が知っていることを、私は全然知らなかったのか……。

外国文学を読むときは、その国・地域の歴史学習とセット……というのは、基本中の基本なんですね!

なんとなくわかったつもりになってたよ、戦乱続きだったってウィキにも載ってたから、ざっとしか読まなかったのが悪いんだろうけど。

違う文化・言語・歴史の小説に触れようという、覚悟の足りなさかなあ。

裏を返せば、我々が我々自身の国の歴史を、深く考えてきていないということにも通じるんでしょうけどね。

直近150年の歴史の複雑さを、わかっているようでわかっていない、この現状。

 

知らないことがあるって、わくわくします。

学ぶことがあるって、本当に幸せ。

一つ一つ、取り組んでいきたいと思います。

 

まとめ(反省点)と次回『族長の秋』について

今回の読書会で、私としてはこの小説の中心だと思っていた「処女性と女性の人権」を取り上げる方がいらっしゃらなかったので、もっとプレゼンの仕方を練ってくればよかったなと反省。

母系社会であるにもかかわらず、女性の地位が低い……という社会構造とか、話す話題はあったはずなんだけどなあ、本番に弱いんですよねえ。

 

ということで、来月第二回の読書会がありますので、今回の反省を踏まえて、準備にとりかかりたいと思います。

次回は『族長の秋』なんですけど、読み終わる気がしない……💧

 

ラテンアメリカの文学 族長の秋 (集英社文庫)

ラテンアメリカの文学 族長の秋 (集英社文庫)

 

 

やばい、敗北の二文字が見えてきた……( ̄▽ ̄;)

帰りに買って、電車の中で読み始めたんですけど、描写がぐるぐる回っていて、メリーゴーランドで振り回される気分。

強敵です。

楽しみだなあ。

難しいっつったって、詩の意味を読み解くことに比べれば、まだまだ頑張れそうよ。

詩は、わかんないときはマジで絶望的に何書いてあるかわかんないから。

書いてあることがわからないわけではないけど、細部まで記憶しながら読み進めるのは困難そうだから、逆に読書会で他の方の印象を聞くのが、今から楽しみになってきたよ~。

自分が記憶できなかった部分を、他の方に補填してもらおうという他力本願。

難敵には、みんなで立ち向かわないと……って、戦隊ヒーローかよ、もしくはプリキュア

ま、まずは自分自身で頑張ります。

ありがとうございました。m(_ _)m