ほんのよこみち なブログ

不登校とひきこもり→就労準備中の子を持つシングルマザーが、このくにで生きることを考えながら、本と好きなことを語ります。

未成年のスマホ使用を管理するより、自律思考力を養った方がいい。

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ほんのよこみちです。

事件が起こると、子どものSNS利用を制限させるべきとか、スマホを大人が管理すべきとか、まあいろいろな意見が出てきます。

でも、そういうふうに大人が押さえつけることよりも、子どもの自律思考力が養われるような教育をした方がいいと、思うんですけどね。

すなわち、大人も判断を誤るときがあるのだから、自分で考えろ、と。

 

何も危険はSNSの中だけにあるわけじゃないですし。

かくいう私も、偉そうなことは言えません。

12歳(小6)のとき、クラスメイトに「キャンプに行かない?」と誘われて、ついていったら某宗教の修行場で、5日間、建物の中に閉じ込められて逃げ出せなかった、という経験をしています。

誘ってくれた子に対し、断ったらかわいそうかも……と、思っちゃったんですね~。

貸し切りバスの中は、最初は同年代の子どもたちばかりで、わいわいと楽しかったの。

それが、途中から「頭の中でお祈りしましょう」みたいになっていって、夜通しバスで高速道路を走って、生まれて初めて富士山を見たりして(西日本に住んでいたので)、どうにも簡単に帰れそうにない、宗教施設みたいなところに連れていかれたのでした。

もう、すごく後悔しましたよ。

でも、帰りたいって主張することは、怖くてできませんでした。

それやると、宗教関係者を否定することになるから、ちょっと何されるかわかんないぞって思ったし、5日間、真面目にお祈りしますって感じの子を装ってた方が、絶対安全だと思ったので。

誘ってきた当のクラスメイトから「ちゃんとわかってやってる?」みたいに訊かれたときは、くそ~っ、って思ったけど、悔しいから平気なふりをしてました。

すごく長い5日間でした。

5日が過ぎた、無事自宅に帰り着いたあと、母親に「宗教だった」って言ったら、「それ、相手のお母さんに確認したら、宗教じゃないって言ってたのよ」だって。

このとき学びましたよ。

親の判断も、あてにはならない、と。

 

誘ってきたクラスメイトの子とは、もともと特に中が良かったというほどではなくて、ちょっと内気そうな子だったので、仲良くしてあげようみたいなエゴが働いていたんですね。

思えば、小6のときの私の目標は、クラスで泣く子がいないようにする、でした。

別に学級委員とかじゃなかったんですけど、マネジメントについて考え始めていた頃だったので。

めんどくさいガキでしたね~(^▽^;)

でも、結局その子とは、その後もトラブルがあったので、小学校卒業後はほとんど話もしない状態になりました。

 

子どもの世界は狭くて、自分の半径5メートルくらいが世界のすべてで、ルールや常識も、その中で完結しているものがスタンダードだと勘違いしがちです。

そして、人間には正常バイアスという意識があって、自分だけは大丈夫とか、自分の予想を超える悪夢は現実化しないとか、誰誰でそう過信しがちです。

なので、未成年者が事件に巻き込まれてしまう。

でも、拉致監禁の手引きをしたのが知人だったり、親もその詐欺性を見抜けなかったりということは、あるんですよ、実際に。

だから。

 

親や身近な大人の言うことを、絶対視しない。

その言葉を信用して大丈夫なのか? と、自分で判断する訓練をする。

そのためにも、物事を論理立てて考える習慣をつける。

そういうことを、子どもに教える必要がありませんかね?

 

親とか教師の立場からすると、嫌な作業だと思います。

自分の言葉を鵜呑みにするな、疑えって教えるわけですから。

でもね。

そこをやらないで大人になった人が、詐欺商法とかにひっかかるわけでしょ?

絶対必要だと思うんですよね。

親や先生の言うとおりにしてればいいってのは、詐欺師から見たら、カモ育成でしかないんじゃないでしょうか。

かわいい子どもは、いつまでも幼いわけじゃなくて、すぐに大人に成長するわけですから。

 

なんていう私も、Twitterでツイパク垢の見分けができなくて、パクツイにいいねしちゃって、我が子にたしなめられています。

SNSの宇宙を泳ぎ切っているとは、とても言えません。

下の子が、アニメファンのオフ会に行くときは、必ず最初についていって、どういう人たちが来ているのか顔を合わせてから、送り出していましたけどね。

 

親だって、完璧じゃない。

だから子どもも、守られるだけの存在じゃなくて、前進していいかどうかの判断を、自分で考えていってほしい。

親も考えて、意見は言う。

理由もつけて、論理的に助言する。

でも最終的には、本人の危機管理能力と自律思考力だと思うんですよ。

親が四六時中、見張っているわけにはいきませんから。

 

犯罪者側には犯罪者側の理論があるんでしょうけど。

『ケーキの切れない非行少年たち』を読んでしまったので。

 

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 でも、どんな理由があっても、犯罪は駄目です。

駄目なものは駄目、と主張し続けるためにも、自律思考力って必要だと思います。

 

私も自分自身で訓練しつつ、子どもたちに示していきます。

すべての人が、自律して尊重される世の中になりますように。

ありがとうございました。m(_ _)m

 

 

画像:うさぎ屋写真さんによる写真ACからの写真