ほんのよこみち なブログ

不登校とひきこもり→就労準備中の子を持つシングルマザーが、このくにで生きることを考えながら、本と好きなことを語ります。

吉川英治『三国志』(3)から学ぶ、曹操って器の大きさが半端ない!

 ほんのよこみちです。

吉川英治三国志』を、怒濤のペースで読んでます。(あくまで個人の感想です)

 

三国志(三) (吉川英治歴史時代文庫)
 

 

 

 

曹操の器がでかい!

うっかり曹操くんとかなんとか、ひどい言い方もしてますけど、3巻を読むと、曹操くんの器のでかさが身に沁みます。

 

www.honno-yokomichi.com

 

 

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曹操ってさぁ~、奸雄とかなんとか言われてますけどねぇ~、宰相としての器、ハンパなくでかいですよ!

部下から褒められても調子に乗らず、自重するし。

自分の悪口を言われても、責めずに言わせるだけの大物感があるし。

敵方であっても有能で優れた人物と見込んだら、殺さずに受け入れちゃうし。

そりゃ、自らに対する暗殺計画には、どんどん攻めていく人ですけどね。(あ、ネタバレか。すみませんm(_ _)m)

都の開発とか、耕地の開墾とかも、着実に実行していくし、おかげで国は豊かになるし、名宰相と言っていいんじゃないですかね?

私は孔明先生と趙雲さんが好きなんですが、曹操くん、嫌いになれません。

むしろ、好き。

てか、現代の政治家の方々に、曹操くんの器の大きさから学んでいただきたいくらいですね。

そりゃ、曹操派閥じゃない漢帝国の臣下の人々は、彼に忖度して、言いたいことも言えない状況かもしれませんけど。

でも、曹操にとって後々利益となる意見であれば、諫言も聞く人ですよ、彼は。

そして曹操は、民衆の生活が豊かになることが、自らの政権にとって利益となることを知っている。

人間ですから、聖人君子ではいられません。

ですが、中国の君主制には「禅譲」という、伝説の名君が能力主義で位を譲ったという事実が刻まれていますから。

暗愚な人間は、たとえ君主の子であっても、帝位につく資格はないって、そういう意識があるんですね。

だから曹操くんも、人としての成長を惜しまないし、学習意欲も旺盛です。

かっこいいですね~。

惚れてまうわ~、本命は趙雲やけど(^^;)

 

劉備は生きづらさを抱えた悩める若者かもしれない

対する劉備くんですが、善人面は弱さの裏返し、実は孤独に苦しむ若者かもしれないって、ちょっと思ってしまいました。

吉川英治先生も書かれていますが、劉備って、他人を信用できない人なんですよね。

だから敵をつくらないようにいい人でいて、波風立てないようにして、安全策ばかり取ろうとする。

そもそも沓や筵を売って生計を立てていたような人ですから、名家の武将たちを前にすると、いくら漢帝室の子孫だってっても、自己肯定感は低かったのかもしれない。

血筋はともかく、個人的能力と経験値で言えば、劉備くんは曹操くんより劣ります。

これ、現実に生きていて肌で感じる身であれば、たまらないでしょうね。

その善人面という最後の砦で、人の安心感を集めているわけですから。

生きづらかったんじゃないかと思います。

天然だし、優柔不断なところもあるし。

すごく親近感のわく人ですね。

 

夏侯惇、こええ……

3巻には、曹操軍随一の武将・夏侯惇のあの場面が登場します!

やっぱりこええよぉ~、痛いよぉ~……(>_<)

ダメなんだよ~、目は!

詳細は、ぜひ本文をご一読下さい……m(_ _)m

 

関羽、真面目過ぎる

劉備くんの義弟にして臣下、曹操くんも惚れる関羽のくそまじめさが、3巻で描かれています。

関羽が後世、軍神みたいな扱いを受けるのって、絶対曹操くんのおかげだと思います。

でもこの髭男、ホントくそまじめなの、潔癖主義か? なの、劉備くんひとすじなの。

ちょっと曹操くんがかわいそうに見えるじゃんか。

この髭男の潔癖さを見ていると、物欲ってさもしいなあと思ってしまうのでした。

うちらって、この世に間借りして生きてる『借りぐらしの○○エッティ』なんだよねえ。

いずれ借りたものは全部返すんだよねえ。

タダほど高いものはないんだよねえ。

私は関羽に比べると物欲にまみれていますが、とっくに人生の後半戦に入っている身、ちょっと関羽の潔さを学ぼうと思うのでした。

とりあえず、毎日一断捨離するぞ!

 

終わりに

吉川英治三国志』(3)では、まだ諸葛亮が出てきません!

趙雲も出てきません!(2巻にちょろっと出てきただけです!)

でも、面白いのでさくさく読んでしまいました。(あくまで個人の感想です)

3巻で、退場した武将も多いけど、多分、この頃が一番みんな若くて元気なのかもしれませんね。

呉の孫策、いるしね。こっちもかっこいいしね。

吉川英治三国志』は、西暦での年代表記がないので、時間の経過がわりとぼんやりしてしまうんですが(気づいたらもう10年以上たってる⁉とか)。

だから、時間感覚のきっちりした小説を読みなれている方は、戸惑われるかもしれませんね、ご了承ください。

 

実はもう4巻も読み始めています。

4巻は、やっと孔明先生が登場します! 待ってたよ、諸葛亮

小説の続きを読むのがこんなに楽しいなんて、ホント久しぶりです。

やっぱり歴史小説大好きです。

時間とお金があれば、史実の方も追究したいんですけどね~。

今できることから一つずつ、やっていきたいと思います。

ありがとうございました。m(_ _)m