ほんのよこみち なブログ

不登校とひきこもり→就労準備中の子を持つシングルマザーが、このくにで生きることを考えながら、本と好きなことを語ります。

『料理が苦痛だ』を読んで、料理の手抜きと自分の笑顔を取り戻すことを敢行する。

 ほんのよこみちです。

私は料理が苦手で、苦痛で、食べるのもさほど好きではないので、この本はぜひ読みたい本でした!

料理が苦痛だ

料理が苦痛だ

 

 『料理が苦痛だ』です!

この言葉、実は主婦に対しては禁句だとずっと思ってました。

だって言うと、100%非難されるから。

「子どもがかわいそう」「主婦なんだから駄目じゃん」って。

いえ、離婚してシングルになった時点で、自分のこと主婦とは思っていないので、「主婦」って烙印を押されると、無条件で反発したくなっちゃうんですけどね。

だから、母親=主婦=料理ができて当たり前……みたいな方程式は、ほんっと嫌でした。

うちの子の周囲にも、母親=お菓子を手作りして当たり前……みたいな空気があったので、かわいそうなことをしたなと思っています。

バレンタインデーのチョコ交換会みたいなのとか、「買ってくるなんてだめよ」と言われたらしく……。

 

 

女がみんな、料理が好きで得意だと思うなぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!

手作り=愛情=美談、にするなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!

 

 

この本の著者の方もそうですが、子どもの頃の家庭環境って、こと料理に関しても、ホント大事なようです。

例えば、台所が料理しづらいところだったり、子どもが入りにくいところだったり。

うちも田舎の農家だったので、台所が土間だったし、汚かったし、寒かったんです。

それに、手早くつくってささっと食べられるのが一番、というような環境だったので、料理に対する敬意みたいなものが全くなかった。

食事=農作業の合間の作業……みたいな意識だと、もはや楽しむとかいうレベルじゃないし。

これ、でも、現代の忙しい家庭では、結構近いものがあったりするんじゃないかと思います。

さすがに土間はもう絶滅危惧状態でしょうけど、仕事+家事+育児で忙しいパパママにとって、「早くつくって早く食べさせて早くお風呂に入れて早く寝かせないと」という呪縛はあるでしょうし。

やらなければ、と思うことは、苦痛になって当たり前。

 

 

この本を読んで、世の主婦たちがいかに「ちゃんとした料理」という幻想にふりまわされているか、すごくわかりました。

私なんか、普段から手抜きしまくってるじゃん! というレベルで、みなさん頑張ってらっしゃる。

そりゃ、他人の弱音を非難したくなりますって。

 

 

そういえば、先日、Twitterで「結婚して母になって、それまでの人脈を切ってきたから、離婚してから人脈に困るんだ」というようなリプをいただきまして、まあそういう見方も確かにあるわなあ……と思ったんですが。

みんな「家族の晩御飯をちゃんと作らないといけない」というしがらみの前に、自分の外出を我慢しているんだよね。

出かける前にご飯をつくって、家族が食べられるように準備して、帰ってきたら片付けをする。

これって結構めんどくさいんです。

遅く帰ってきたからといって、翌日のお弁当作りが免除されるわけじゃないし。

そして、なんか、家族に対して貸しをつくってしまったような気持ちになる。

そりゃ、外出我慢しても仕方ないってなりますわな。

 

 

でも、主婦だって、母だって、苦痛に耐えてるたけじゃ、いつか折れるんだよっ!

 

 

ということで、この本では折れないための料理のやめ方、やめる準備や次につくるときのための研修などについて、具体的に書かれています。

やめるってハードル高いですが、とりあえず期間を決めてイベント化していきましょう、という感じですかね。

実は私も過去、2カ月入院して、料理をやめた(というかつくれなかった)時期があるんですが、不思議なもので、一定期間つくらないと、逆にやりたくなる。

なので、乱暴な感じではなく、嫌ならちょっとやめてみる、やりたくなったらまたやる、そういう感じの「料理をやめてみましょう」本です。

 

 

実際問題、料理をやめると、日々の食費が跳ね上がるので、私のような低所得者には難しいです。

デパ地下のお惣菜とか、そんなに買えないし。

そういうときは、第4章の【これならつくれる簡単レシピ】がおすすめ。

鍋に具材を並べて蒸すだけの上海風やきそばとか、フライパンに具材を敷き詰めて蒸すだけのキーマカレーとか。

鍋やフライパン一つでできるというのは、手間も省けるし、蒸している間に他のこともできるし。

 

 

手をかけるだけが、家族への愛情じゃない。

自分がご機嫌でいることこそが、家族に対する愛情なんですよね。

子どもは、母親の顔色を見ています。

笑う門には福来る。

料理をやめて笑顔が戻るなら、へろへろな顔してつくるよりいい。

家事がブラック企業であってはいけません。

嫌ならやめる。鉄則です。

 

 

著者の本多理恵子さんは、Cafe Riettaのオーナーで、お手軽料理サロンも主宰されています。

「作らない料理教室」は、ホント人気みたいですね。

そういう料理を仕事にされている方だからこそ、この本を読んでいても、お仕事に対する姿勢のようなものもうかがえます。

 

・仕事は、好き嫌い以前に、真面目に真剣に取り組むべきもの。

・仕事として出すべき結果とは、お客様の感動である。

・仕事を面白くするのもつまらなくするのも、自分自身。

・上機嫌で過ごすことが、生活のパフォーマンスを上げる。

・競合他社もある中で、自分にできることは何か、を考える。

 

当たり前のことを当たり前にされているからこそ、顧客が感動する商品(サービス)を生み出せる、ということですね。

素敵な方だと思います。

 

 

読み終わってみたら、家事本でありながら、自己啓発本でもあり、ビジネス本でもありレシピ本でもあったのでした。

このレシピを自分のものにするまで、メルカリに出す気はないので、気になる方はご購入下さい(^▽^;)