ほんのよこみち なブログ

不登校とひきこもりの子を持つシングルマザーが、このくにで生きることを考えながら、本と好きなことを語ります。

今年のポケモン映画を見て、日本人がポケモンに求める受容性について考える。

こんにちは、ほんのよこみちです。

2年連続で、ポケモン映画を見に行ってます!

www.pokemon-movie.jp

去年見に行って、これまでのポケモン映画との区別化というか、挑戦を感じたので、今年も行きました。子どもも見たがったし~。

 

 

で、今年の『みんなの物語』を見て思ったこと。

・ 風景など絵がきれい

・ ポケモンの人との親和性って、実はすごく現代に求められているのでは?

・ 小さな行政と地域コミュニティをうたってる?

・ ミンキーモモと成長後のカチュアがいる!

 

あ、これ ↑ 1980年代のアニメを知らない世代には、わかんないですね(-_-;)

『魔法のプリンセス・ミンキーモモ』の主人公と『銀河漂流バイファム』のヒロイン? カチュアです。

 

ミンキーモモ

 

←上段の薄緑色の髪の子が、カチュア

 

いえ、まあ、そういう他人の空似はどうでもいいんですが。

 

 

以前、下記のような記事を書きました。
honno-yokomichi.hatenablog.com

 こんな記事も。

honno-yokomichi.hatenablog.com

 それで、ポケモン映画を見ていると、ポケモンの存在意義って、ペット的精神受容対象だったんだなぁと思ってしまいました。

 

 

今回の映画に、ほらばかりついている男が登場します。

以下、ネタバレを含みますので、これから見るという方はお気をつけください。

で、そのほら吹き男。

嘘の塗り固め状態に、自分でももやもやする部分があったのか、男を慕ってくるポケモンに、自分の弱さを独白したりします。

 

 

ポケモンは、(ロケット団ニャース以外)言葉こそ喋りませんが、ほとんど日本語を理解しているし、相槌を打つし、自分をGetした人間を全肯定してるし……。

ペット以上(意思疎通はかれるし)、家族以上(場合によっては)、アンドロイド以上(暖かいし)、の、非常に人にとって都合のいい存在ですね!

 

 

親が子どもの全てを受け止めてやれればいいですが、親とて人間だし、最初から親だったわけではないのですから、親としての成長過程では、いろいろ失敗もします。

だから、ペットがその足りない部分を癒してくれるのですが、意思疎通がはかれている確証はない。

AI搭載の、忠実なしもべのようなアンドロイドって、昔からいろんな創作物の中に登場してきましたが、生物の壁を、どこかで乗り越えられずにいる。人間の想像力が。

ポケモンって、相棒にするなら、非常に都合のいい本音の受け止め先だったんだなあ、と思いました。

 

 

ああ、野生のポケモンをGetしたがるのって、トレーナー自身の精神安定をはかる上で、必要なことだったのか……。

 

 

でも、それでポケモンと会話することで自分自身と向き合えるなら、ポケモンをあれほどまでに手厚く保護したって、おつりがくるよねえ、行政的には。

なにしろ、子どもがひとりで旅をしても安全……という治安の良さ!

自分自身と向き合うことは、社会的には犯罪を減らしていくことなので、ポケモンの価値はもっと上がるはずです。

他の生物はほとんど存在しないのに、野にはポケモンばかり……という異様さも、なるほどです。

自分を無条件で容認してくれる存在って、実は結構希少価値高いですからね~。

 

 

また、この映画の中で、住民協力を市長がお願いして、みんなで山火事に対応しようとします。

現代の消火行政では、初期消火に失敗したら、住民は手を出さないように言われます。消防署の職員から。

でも作中では、バケツリレー的なことまでやってます。

これはどう解釈すべきか。

① 戦争中の人命無視な消火行政の継承?

② これからの社会では、行政を役所まかせにするのではなく、住民ひとりひとりが政治を行う方向でいく?

 

 

人命は一番に尊重されなければならないんですけど。

税収増が見込めない時代ですので、今後、行政の仕事を増やしていくことは、財政的にできません。

なので、身近なことは、市民ひとりひとりが活動していかなければ、社会運営が困難になる時代が来ます。いずれ。

だからボランティアしろ、とかそういうことではなくて。

自分ちの周りの道路はきれいにしよう、とか、自分が得意な分野で社会に関わることで、自分の本業にプラスになることもあるよね、とか。

難しく考える前に、困っているポケモンをみんなで助けよう、とかそういうのかな、と。

 

 

深読みしたらきりがないのですが、ポケモン映画って、意外と今の社会に必要なことを取り込んでいて、メッセージ性もあるんだなぁ感じました。

ま、バトルは、動物虐待と紙一重やんって、思いますけどね。

 

 

箱庭テーマパークに行くみたいな楽しみ方もできる、今年の『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』でした。

とりあえず、猛暑から逃げられる映画館は、今年の休日スポットですね。