ほんのよこみち なブログ

不登校とひきこもり→就労準備中の子を持つシングルマザーが、このくにで生きることを考えながら、本と好きなことを語ります。

歴史

多和田葉子さんの『穴あきエフの初恋祭り』を読んで感じた、日本の不安と無国籍な異界。

ほんのよこみちです。 多和田葉子さんの『穴あきエフの初恋祭り』を読みました。 穴あきエフの初恋祭り 作者:多和田 葉子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/10/18 メディア: 単行本 多和田葉子さんは、ドイツ・ベルリン在住の作家さんで、日本語でも…

【詩人・大崎清夏さんと巡る世界の詩】の第3回は、佐峰存さんの講義が非常に濃厚で、こんなに教えていただいていいんですか?回でした!

ほんのよこみちです。 1/12(日)、赤坂の双子のライオン堂さんで開催された【詩人・大崎清夏さんとめぐる世界の詩 第3回:詩ブレイクビーツ世代のアメリカ詩】に参加してきました。 シリーズ〈詩人 大崎清夏と巡る世界の詩〉第3回、はじまりました!満員御…

『モンゴル最後の王女』を読んで考えた、保身で生きることの愚かさと、知性と教養の本当の必要性。

ほんのよこみちです。 『文庫 モンゴル最後の王女: 文化大革命を生き抜いたチンギス・ハーンの末裔 (草思社文庫)』を読みました。 文庫 モンゴル最後の王女: 文化大革命を生き抜いたチンギス・ハーンの末裔 (草思社文庫) 作者:楊 海英,新間 聡 出版社/メーカ…

ガブリエル・ガルシア=マルケスの『ある遭難者の物語』は、良質なドキュメンタリーというかたちのホラーでした。

ほんのよこみちです。 ガブリエル・ガルシア=マルケスの『ある遭難者の物語』を読みました。 ある遭難者の物語 (アンデスの風叢書) 作者:ガブリエル・ガルシア=マルケス 出版社/メーカー: 書肆風の薔薇 発売日: 1982/12/15 メディア: 単行本 人名がやたらと…

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を観て考えた、人間という生きもの。

ほんのよこみちです。 映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を観てきました。 ikutsumono-katasumini.jp 一度公開された映画の追加版だし、そもそもの映画が良かったので、期待半分、不安半分でした。 全然違う物語に感じる……という映画評も読んで…

2020年は、文学に向き合って自分自身を高める年にします。

あけましておめでとうございます。 ほんのよこみちです。 本年もよろしくお願いいたします。 ということで、2020年初めのお題について、書かせていただきますね。 今週のお題「2020年の抱負」です。 2019年に「詩を学ぶぞ!」と意気込んで挑戦したものの、ぶ…

『予告された殺人の記録』を人生初読して感じたこと。

ほんのよこみちです。 ガブリエル・ガルシア=マルケスの『予告された殺人の記録』を読みました! 遅ればせながら、人生初でございます。 予告された殺人の記録 (新潮文庫) 作者:G. ガルシア=マルケス 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1997/11/28 メディア:…

吉川英治『三国志』(8)まで読み終わって考える、孔明の人間性と、明治男が戦時中に書いた歴史小説という現実。

ほんのよこみちです。 吉川『三国志』、ついに完結の8巻まで読み終わりました! (というか、やっとこの記事を発表できます!) 三国志(8)(吉川英治歴史時代文庫 40) 作者:吉川 英治 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1989/05/15 メディア: 文庫 長かったよ…

『銀河英雄伝説Die Neue These 星乱 第三章』を観て、女性の人権について考える。

ほんのよこみちです。 『銀河英雄伝説Die Neue These 星乱 第三章』を観てきました。 gineiden-anime.com 原作2巻の終わり、星乱シリーズの最終章ということで、一緒に行った我が家の第二子はOPから号泣でした。 長いシリーズのまだまだ前半ですけど、戦争モ…

吉川英治『三国志』(8)が読み終わらないまま、孔明の北伐について考えている。

ほんのよこみちです。 吉川英治『三国志』(8)を読んでいますが、なかなか読み終わりません! (以下、ネタバレあります。ご了承ください) 三国志(8)(吉川英治歴史時代文庫 40) 作者: 吉川英治 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1989/05/15 メディア: 文…

『i-新聞記者ドキュメント』を観て考える、政治権力と自由と人権と、分断の歴史。

ほんのよこみちです。 東京新聞の望月衣塑子さんの『iー新聞記者ドキュメント』、観てきました。 これは、映画『新聞記者』の原作ドキュメント映画……だと思います。 ノンフィクションならではの緊迫感といいますか、現実の気持ち悪さ、怖さ、ジャーナリズム…

『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』を読んで考えた、市場経済と権力者に支配されない生き方とは?

ほんのよこみちです。 『父が娘に語る(なんかやけに長いタイトルの)経済の話。』を読みました(^_^;) 父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。 作者: ヤニス・バルファキス,関美和 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日:…

『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱第二章』を観て考えた、民主化と歴史の教訓。

ほんのよこみちです。 『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱第二章』を観て来ました。 gineiden-anime.com 前回の続きということで、第二章ではあらすじ等が入ることなく、お話が進みます。 原作も読んだし、石黒版のアニメも見たよ、というファンからしてみ…

吉川英治『三国志』(7)を読んで感じる、老いと学びと死。

ほんのよこみちです。 立てつづけに『三国志』(7)読了しました。 (以下、ネタバレあります。ご注意ください) 三国志(7)(吉川英治歴史時代文庫 39) 作者: 吉川英治 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1989/05/15 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 6回 …

吉川英治『三国志』(6)を読んで思った、老いという宿命。

ほんのよこみちです。 『三国志』(6)の読了記事を書いていなかったので、書かせていただきます。 (ネタバレあります) 三国志(6)(吉川英治歴史時代文庫 38) 作者: 吉川英治 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1989/05/15 メディア: 文庫 購入: 5人 クリッ…

『国体論 菊と星条旗』を読んで出てきた言葉は、「日本人よ、奴隷根性にどっぷりつかってんじゃねえ!」でした。

ほんのよこみちです。 タイトル過激ですみません。 『国体論 菊と星条旗』やっと読み終わりました! 国体論 菊と星条旗 (集英社新書) 作者: 白井聡 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2018/04/17 メディア: 新書 この商品を含むブログ (13件) を見る いやぁ~…

災害疲れしたら、普段の好きな小説を読もう!

ほんのよこみちです。 台風19号通過地点にお住いの皆さま、大丈夫だったでしょうか。 我が家も通り道にありましたが、おかげさまで、なんとか無事に過ごすことができました。 当たり前の日常って、なんてありがたいんだろう、と、身に染みているところでござ…

本棚の整理をすると、どれだけ本を埋もれさせていたかよくわかって、もっと本を読みたくなる。

ほんのよこみちです。 この週末、家の掃除をしまくっていました。 特に昨日は、今年最後の夏日だったので、ちょこちょこやってた本棚の整理の続きを、やりまくりました。 窓を開けた部屋で、新聞紙を敷いた上に本を並べていると、古本市に群がる客のように子…

○○の秋といったら、読書の秋しかないですよね⁉

今週のお題「○○の秋」 ほんのよこみちです。 今週のお題:○○の秋……といったら、もう読書の秋しかないでしょう❕ 職場の上司が、最近スポーツジムに通い始めて、すっかり職場の話題はスポーツの秋……だったりするんですが、私はどこまでいっても読書の秋です! …

消費税10%問題はもう来ている~ヤマトのシステムダウンで物流に異変が起きている今週。

ほんのよこみちです。 一般の人には全然関係のないことですが、連休明けの9/24、お昼ごろから、ヤマト運輸のB2Webがシステムダウンしています。 それの何が問題って、送り状伝票の作れない状態が続いていることです。 どういうことかと言いますと。 ネット通…

『日本会議 戦前回帰への情念』を読んで考えた、女性やマイノリティーの人権が蔑ろにされる国。

ほんのよこみちです。 山崎雅弘氏の『日本会議 戦前回帰への情念』を読みました。 日本会議 戦前回帰への情念 (集英社新書) 作者: 山崎雅弘 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2016/07/15 メディア: 新書 この商品を含むブログ (8件) を見る いやぁ~、読んで…

出口治明氏の『「働き方」の教科書』を読んで考える、大企業と中小企業の働き方の差と非正規で生きるということ。

ほんのよこみちです。 ずっと読みたかった出口治明氏の本を読みました。 『「働き方の教科書 人生と仕事とお金の基本』です。 「働き方」の教科書: 人生と仕事とお金の基本 (新潮文庫) 作者: 出口治明 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/03/29 メディア:…

昨今の東アジア情勢を考えたくて『歴史戦と思想戦――歴史問題の読み解き方』を読む。

ほんのよこみちです。 昨今の、なんかもうぐだぐだな東アジア情勢を考えたくて、読みました。 『歴史戦と思想戦―—歴史問題の読み解き方』です。 歴史戦と思想戦 ――歴史問題の読み解き方 (集英社新書) 作者: 山崎雅弘 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2019/0…

吉川英治『三国志』(5)から気づく、劉備は不本意な人生を歩んでいたのかもしれない。

ほんのよこみちです。 ぼちぼち読んでる吉川『三国志』も5巻まで来ました。 三国志(5)(吉川英治歴史時代文庫 37) 作者: 吉川英治 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1989/04/11 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 9回 この商品を含むブログ (31件) を見る …

【三国志展】は、エンターテインメント色の強い展覧会でした……

ほんのよこみちです。 上野の国立東京博物館で開催中の【三国志展】に行ってきました。 sangokushi2019.exhibit.jp 写真撮り放題! エンタメ色の強い展示構成 曹操は有能な改革者 周瑜の影が薄い 三国志って、いつの間に魏・蜀・呉になってたの? おわりに …

『読みたいことを、書けばいい。』を読んで、書くということは常に卒業論文なんだと悟る。

ほんのよこみちです。 Twitterで見て気になっていた『読みたいことを、書けばいい。』を、やっと読み終わりました! 読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術 作者: 田中泰延 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2019/06/13 メディ…

『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』を観て考える、昭和生まれは平成をなかったことにしたいのかい?

ほんのよこみちです。 『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』を観てきました。 (同時に『リュウソウジャー』も見ましたけど……) zi-o-ryusoul.com 王様になりたい少年が、平成ライダーの力を手に入れることによって、強くなっていくというような、大…

吉川英治『三国志』(4)に読む、安定政権による曹操の陰りと、劉備の優柔不断というヘタレ加減。

ほんのよこみちです。 怒濤の如く読んでいたはずなのに、ペースダウン気味の『三国志』も4巻になりました。 三国志(4)(吉川英治歴史時代文庫 36) 作者: 吉川英治 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1989/04/11 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 10回 この…

ほんのよこみち的、下田珍道中記② 下田の龍馬木像を探して~

ほんのよこみちです。 下田2日目の朝がやってきました。 これは、ホテルの窓から見た夜明け前の写真。 伊豆急下田駅前のビジネスホテルに泊まりましたが、感じのいいホテルでしたよ。 そして、前回の記事はこちら⤵www.honno-yokomichi.com 2日目の予定とし…

ほんのよこみち的、下田珍道中記①

ほんのよこみちです。 人生初、下田に来ています。 乗ってきたのは、踊り子号。 スーパービュー踊り子号、ではありません。 車両は結構渋いです。 国鉄時代の車両だそうです。 平日ということもあり、乗車客は半分くらいでした。 てか、指定席、ことごとく海…